かなり昔のCMソングに「24時間戦えますか?」などというフレーズがありましたが、もちろん戦えるはずがありません。企業戦士とでも言うべきビジネスマンにだって休息は必要ですね。
そして効率よく休息を取りたいなら、当然ながら、眠いときにはある程度の睡眠を取るべき
なのです。
昼寝をするべき3つの理由
お昼ご飯の後に眠くなるのは、人間の体の仕組みとして当たり前のことです。
そして、この眠気に抗わずに昼寝をすることには、さまざまなメリットがあります。
リフレッシュ効果が高い
一般的に、昼寝は夜の睡眠より三倍の回復効果が期待できると言われています。
また、午前中にたまった疲労を回復できるので、午後からの業務に専念できます。
ストレスの軽減
昼寝をすることによって思考が整理され、結果として抱えているストレスも軽減された精神状態で仕事に臨めます。
記憶力の向上
脳の活動も休憩を挟むことで、こまめな回復が期待できます。
当然ながら、疲労を抱えたままで業務を処理するより、確実に記憶力も向上していることでしょう。
昼寝は作業効率がアップする!?
まとめてみると、結局は「疲労が蓄積する前に昼寝をすることで、体調回復が効果的に行えるために本来の能力を発揮できる」という点が、昼寝をするべき理由と言えますね。
さて、そんな昼寝ですが、正しい方法で行わなければ作業効率のアップが見込めないどころか無駄に寝過ごしてしまったりと、いらない恥をかきかねません。
昼寝の時間は横にならず、15分から20分が理想
そうしないと体が本格的な睡眠状態に入って昼寝が逆効果になったり、夜の寝付きが悪くなったりするそうです。
昼寝前にコーヒーなどでカフェインを摂取しておく
こうすることで、ちょうどカフェインが効き始める時間にすっきり目覚めることが出来ます。
周囲の迷惑にならない目覚ましタイマーを利用する
アラーム音をイヤホンで聞けるようにしておく方法もありますが、人間は割と振動に対して敏感なので、胸ポケットなどに入れておいた携帯やスマホのアラーム時間をバイブ設定にしておくだけで目覚めることが出来ます。
14時以降は昼寝を控える
それ以降の仮眠は夜に眠れなくなり、生活リズムが狂う可能性があります。
まとめ
こうやって効用を並べてみると、かなりメリットがあるように思える昼寝ですが、実践しようとすると、意外にも現実的な障害が発生する場合もあります。
まずは、職場によっては、そもそも昼寝に適した場所がありません。
休憩室はあっても他の人の賑やかにおしゃべりする声で、とても眠れる環境ではなかったりすることはしょっちゅうです。
また、建物が大きい会社にありがちですが、食堂やトイレの移動に時間がかかり過ぎて、そもそも昼寝の時間が作れない場合もありますね。
まあ、こういう場合でもたとえ5分、何なら1分でも目を閉じていれば、ある程度のリフレッシュは見込めるでしょう。
しかし、会社によっては交代勤務者の関係で昼寝が禁止されていたり、工場での職場内によっては衛生上の問題で休憩も禁止されていたりする場合もあるので、どうにも一筋縄ではいきません。
この辺はもう、会社の体質や構造に関係する問題ですので大体どうしようもありませんが、幸運にも昼寝時間や場所を確保できる環境で働いている方は、疲労回復と作業効率の向上のために昼寝を始めてみてはいかがでしょうか。
そうしたら、いずれはドラえもんに登場するのび太くんのように、わずか数秒で眠りにつけるお昼寝マスターになるのも夢ではないかもしれませんね。
まあ、なってどうするんだ、そんなもの。などと周囲に突っ込まれそうな気はしますが。