昔から日本人の生活と密着してきた正座ですが、「正座をすると足が太くなる」という話を聞いたことはありませんか?
実はそれ、あながち嘘ではないんです。
どうして正座をすると足が太くなってしまうのか、また、正座をしても足が太くならないポイントも合わせてご紹介します。
座る時は正座派!という人は必見です!
正座していると足が太くなるのはどうして?そのメカニズム!
改まった場所だけでなく、日本人は日常的に正座をすることが多いです。
外国人は椅子とテーブルの文化なので、床に座って足を曲げる機会がほとんどないからか、スタイルもスラッとしている印象を受けますよね。
ではどうして正座をすると足が太くなってしまうのでしょうか。
それにはちゃんとしたメカニズムがあるのです。
正座をすることで足の神経が圧迫され、血流が悪くなるのかな?というイメージはありますよね。
実は、血流が悪くなることで、足に「むくみ」を引き起こします。
「正座をすると足が痺れる」という方も多いですが、それも神経の圧迫と、血流が悪くなることが原因です。
痺れてくる前に足を崩すなどして痺れを抑えられれば問題ありませんが、状況によっては正座を崩せないこともあります。
一時的なむくみであれば、念入りにマッサージすることで解消できますが、そのむくみを解消できないまま、またむくみが発生するとなかなか元に戻らなくなってしまいます。
そうしてますます「むくみ」が悪化し、セルライトなどがついてしまったり血流が悪くなったりして、筋肉も鈍くなってしまうのです。
セルライトになってしまえば、なおさら元に戻りづらく、そのむくみこそが足を太くさせてしまう原因です。
このように、正座=足が太くなる、ということには、しっかりとした根拠があるのです。
正座してても足が太くならないためには?
では、正座していても足を太くならないようにすることは可能なのでしょうか。
正座で座らなければならないような仕事をしている人などは、いくら足が太くなると言われても、正座をさけることはできませんよね。
しかし、努力次第では、ある程度予防することができるのです。
先に書いたように、正座によって足の血流が悪くなることで、足がむくんで、結果太くなってしまうのですが、逆に言えば「血流が良くなれば足のむくみも予防できる!」のです。
正座というのは、上半身の体重が全て、正座をしている足にかかり、それが原因で足の血流が悪くなります。
足というのは心臓から一番遠い場所なので、血流も悪くなりがちです。
また人間は重力の影響も受けることから、身体中の老廃物が足に溜まっている状態だと、より一層血流も悪くなってしまいます。
そこで、つま先を意識して動かしてみましょう。
足の筋肉を意識して動かしてあげることで、足のむくみの改善も期待できますし、筋力の衰えも防ぐことができます。
つま先を動かすだけなら正座をしていてもできますね。
足の指先を意識して動かすことで、正座中でも血液の流れを作ってあげることができます。
もう一つ大切なことは、正座をしていない時に、なるべくむくみをとることです。
正座をしていた時間がほんの少しだとしても、一定時間同じ姿勢でいるだけで、少しはむくんでしまいます。
同じ姿勢のままでいないように、足を崩した時は極力立ってストレッチや運動をしましょう。
歩くだけでも効果はありますし、自分でマッサージなどをする場合、特におすすめなのが、ふくらはぎのマッサージです。
ふくらはぎは足のポンプとも言われており、ふくらはぎを中心に揉みほぐすようにマッサージすることで、重力によって下へと溜まっていた血流や老廃物を、上へ流すことができます。
ふくらはぎをマッサージすることで、足全体に効果があるのです。
まとめ
日本人の生活とは密接な関係がある「正座」という座り方ですが、これで足が太くなってしまうのは悲しいですよね。
ですが、意識してストレッチなどを行うことで、むくみを予防することができるのです。
血流が悪くなると、最悪の場合血管が詰まってしまう恐れもあります。
日頃から意識してマッサージをすることで予防することができるので、みなさんも足の痺れは我慢せず、適度な運動を行ってくださいね。