子どもって起きている間はとにかく動きますよね。
動き回って汗かいて飲み物を飲んで・・・
の繰り返し。
動けば動くほどのどが渇いてしまいます。
そんな時、とにかく水分補給と飲み物を
大量に取らせてはいませんか?
実はアメリカでは水の取りすぎて
亡くなったケースも存在するのです。
しかし、水分不足は脱水症状や熱中症の大敵ですから、
飲ませるに越したことはありません。
では、どこからか飲みすぎになるのかを
わかりやすく紹介したいと思います。
水飲み過ぎで病気に!?
しょうちゅう何か飲んでいるという方もいるでしょうし、
一日でほとんど飲まないという方もいると思います。
摂取する量は人それぞれかと思いますが、
ヒトが水分を排せつする量は約2300mlと言われています。
この量には尿だけでなく皮膚から蒸発される分や
吐く息からも出ています。
このうち食事によって摂取できる水分量が約半分あります。
もちろん食事によってはこの数値より少ない方も
多い方もいますので目安として考えてくださいね。
ではこの残りをいつ取るのが良いかについて紹介します。
・寝る前、起きた時
・食事中
・お風呂上り
一般的に水分を欲するタイミングです。
しかしこれだけでは残りの半分に足りていません。
そのほかには、
「のどが渇いたな~!」
と思った時が水分を取るのに最適なタイミングです。
人はのどが渇いたと感じ始めてから脱水が始まります。
そのため一度にたくさんの量を摂取するのではなく、
のどが渇くたび少しずつ取りましょう。
肝心な水分を取りすぎるとどうなるのか!?
についてご説明します。
✔低ナトリウム血症
水中毒(みずちゅうどく)とも呼ばれています。
身体を良く動かすという人に最も注意が必要です。
身体を動かして汗をかくと、汗と一緒にナトリウムという
必要な成分も出ていってしまいます。
このナトリウムは再び摂取しなければいけません。
しかし、水にはこのような成分は入っていません。
ナトリウムが減少した体内に水を過剰に摂取することにより、
体内に残ったナトリウムが急激に薄くなってしまいます。
軽く済む場合は手足がむくみ、脳への影響で
頭痛や疲労が現れることがあります。
反対に症状が重くなってくると脳がダメージを受けて意識が途切れたり、
けいれんを起こしたりする可能性があります。
更に脳がダメージを受けると、呼吸や心臓に負担がかかり、
悪影響が出ることも考えられます。
これが悪化すると亡くなるといったケースに繋がります。
どれくらいで水中毒になるかと言われると、
人によって差があるため難しいのです。
ただ、運動などで大量に汗をかいた場合は、
水よりもスポーツ飲料を飲むようにしましょうね!
子どもの水分摂取量はどのくらい!?
たとえば1歳児(9キロ)の場合、120×9(体重)となります。
1歳児でも1080ml以上の水分量が必要です。
6歳(20キロ)の場合は90×20となります。
6歳になると1800ml以上の水分が一日に必要になる量です。
体重が増える分必要になる量はぐっと増えていきます。
25歳から55歳の場合は30×体重となり、
大人になるにつれて必要になる水分量は緩やかになります。
最も必要な子どもの水分を特に気にかけてあげてください。
多すぎるのも問題ですが、少なすぎると脱水になる可能性があります。
脱水の症状として、尿の色が目安の一つになります。
出した尿は通常は黄色に近い色をしています。
しかし、それが極端に濃かったり赤い色をしていたりする場合は注意してください。
寒い時期になりますので、白湯を少しずつ飲むのも効果的です。
毎日水分補給をしっかりとることは、
生活習慣病の予防にも良いとされています。
血液もサラサラになって良いことがたくさんあります。
まとめ
以上が水の取りすぎと必要な量でしたが、
参考になりましたでしょうか。
まさか水の飲みすぎで重大な事になるとは・・・。
皆さんもぜひ気を付けてくださいね!