中学生になると保護者と一緒ではなく、お友達と一緒に出かけるようになることもあります。
そうなると、やはりお小遣いが必要になってきますよね。
「みんなはどのくらいお小遣いをもらっているの?」
「みんなはどのくらいお小遣いをあげているの?」
こんな疑問を解消すべく、全国の中学生の平均額を調査してみました。
中学生のお小遣い平均額は!?
まず、今どきの中学生はお小遣いをもらっているのでしょうか。
調査したところによると、お小遣いをもらっている人、もらっていない人の数はちょうど半数ずつのようです。
お小遣いをもらっていない人の多くは、必要なときに親と相談の上、必要な金額をもらう、というパターンのようです。
私が中学生の頃はこちらのパターンでした。
田舎でしたから、そんなにお金を使う機会もなかったからかもしれません。
では、お小遣いをもらっている人はいったいどのくらいの金額をもらっているのでしょうか。
約半数以上の人が1000円以上、3000円未満の金額帯で、平均額は2500円あたりのようです。
次に多い金額帯は3000円以上、5000円未満で約18%となっています。
ですが、この金額が多いとか少ないというのは、簡単には言えないところがあります。
「お小遣い」の意味合いがそれぞれの家庭で異なるからです。
携帯やスマホ代、文具代、休日に部活動がある日の昼食代など、生活や学業に関わるものは親が別に負担している場合もあれば、すべての費用を自分で負担している場合などもあるでしょう。
お小遣いが1000円であったとしても、その1000円はあくまでも本当に自分が好きなように使える・・・
お小遣いが5000円であったとしても、スマホ代も文具代も参考書代もすべて自分で負担しなければならない・・・
このような場合、どちらが少ないと思うでしょうか。
部活動をしている子としていない子がいる場合、休日に学校に行くか行かないかでお金を使う機会も変わってきます。
やはり、金額がどのくらいだから少ない、多いではなく、その子の性格や生活パターン、家庭の環境などに応じてそれに見合う金額を探さなければならないのでしょうね。
都道府県でも違う!?各県の中学生のお小遣い事情!
ある機関では、5年おきに「子どものくらしとお金に関する調査」を実施しています。
その直近の調査結果としては、中学生はもとより、小学生、高校生ともに地域による偏りはあまりみられないとのことです。
ですが、これが不思議なことに「都道府県別の夫のお小遣い」となると幾分の差がついてくるのです。
調査した機関により、結果は異なるところもありますが、ある機関の調査では「夫のお小遣いのランキングは以下となっています。
1位 大分県 2位 三重県 3位 香川県
意外ですよね?
当たり前に東京都が1位だと思っていました。
どうやら、単純に物価が高ければお小遣いも高くなる、というわけでもなさそうです。
例えば、電車の数が少なかったり終電の時間が早い為に、残業や飲み会後にタクシーを使わなければならない環境であるとか、安くランチを食べられるお店がない環境だとか、物価よりも環境に左右されていそうですね。
お金を使わざるを得ない環境かどうかは、まだ中学生の生活には影響しないということでしょう。
それ故、お父さんのお小遣い事情ほど、地域による偏りはないのでしょうね。
大事なことは金額よりもお小遣いの意味
500円でもそれを有意義に使える子、2000円あっても何に使ったか記憶すら残らない子、いろいろでしょう。
お小遣いを渡すことで、お金の大切さを学んでもらいたいですし、足りなくなって苦しい思いや悔しい思いなどの失敗を経験してお金の使い方を学んでもらいたいものです。
ただ単純に「お金もらえた、ラッキー」と思われるようではお小遣い制の意味はなくなってきます。
なぜお小遣いを渡すのか、なぜこの金額なのか、子どもときちんと話して大人になったときに浪費癖がつかないように教えていきたいものですね。