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柏餅の葉っぱは食べれるの?食べるのと残すのどっちが正解!? 

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生活

柏餅を食べるとき、この葉っぱは食べるの?食べないの?と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

 

柏餅の葉っぱは結構しっかりしていて厚みもあるので、食べるには抵抗がありますよね。

私も外して食べていますが、一般的にはどちらが正しいのか調べてみました!

 

柏餅の葉っぱは食べれるの?

食べれるか食べられないかで言えば、食べられます。

が、一般的には食べません。

 

柏餅の葉っぱは食べるように処理をしていないのが普通で、食べると葉っぱの苦みやすじが残り、お餅の味や食感の邪魔をするので、一緒に食べない方がおいしく食べられます。

 

少しでも食べやすくするなら、柏の葉を水で良く洗った後に、お湯に10分ほどつけるか、水をつけてラップに包み30秒ほど温めるのがおすすめです。

 

そもそも柏餅の葉っぱはなんであるの?

では、一般的には食べない葉っぱで包んであるのはなぜでしょうか。

実は、柏餅が葉っぱで包んであるのは以下の理由のためです。

 

香りづけ

柏餅を食べるときに香る、独特のあの匂いは柏の葉からの移り香なんです。

ふんわり香るあの匂いは、お餅ではなく葉っぱの匂いだったんです。

 

抗菌作用

柏の葉には抗菌作用のオイゲノールという物質が含まれていて、葉っぱで包むことで菌が繁殖して傷むのを防いでいるんです。

保存料や冷蔵庫がない時代には抗菌作用のある食材や調理法は重宝されてきました。

 

保湿効果

ラップの代わりにお餅の水分が飛ぶのを防いでいます。

そのため、お餅よりも大きな葉っぱで全部を覆い隠すように巻かれています。

 

手の保護

柏餅はベタベタしていて手につきやすいので食べやすいように、おにぎりのノリのような役割で、直接手で触れないように葉っぱで巻かれています。

 

以上の理由から、柏餅は柏の葉で包んであるのです。

 

 

柏餅の葉っぱの由来

柏餅の葉っぱは、正しくは「槲(かしわ)」と書き、もともとは別の植物の葉っぱだったそうです。

 

柏はヒノキ科の針葉樹で「コノテガシワ」のことを指し、葉っぱの形は針葉樹と呼ばれるように、モミの木のように細い葉っぱです。

「槲」はブナ科で、波型を丸く描く柏餅の葉っぱの形です。

 

柏餅の起源は江戸時代で、当時は柏餅の葉っぱは「サルトリイバラ」の葉を使うのが一般的で、「槲」の葉を使っていたのは江戸の周辺だけでした。

 

「サルトリイバラ」は地方では手に入りやすかったのですが、江戸では手に入りにくく「槲」の葉を代用していたようです。

 

しかし、「サルトリイバラ」は香りが高く、槲より人気がありました。

そこで、「槲」は新芽が育つまで古い葉が落ちないことから、後継ぎが絶えない子孫繁栄の縁起物としてあがめられていたので、同じように柏餅も縁起物として広められました。

 

端午の節句に柏餅を食べるという風習もこのころ生まれたようで、それ以前は日常的に食べられていて、「しば餅」や「かたら餅」と呼ばれていました。

端午の節句で同じように食べられているちまきは中国から伝わったものです。

 

桜餅の葉っぱはどっち??

お餅に葉っぱが巻いてあるものには、桜餅もありますが、この桜餅の葉っぱは食べるのでしょうか?

 

実は、桜餅の葉っぱは一緒に食べられるように塩漬けされています。

そのため、一緒に食べることで、桜餅の甘さと桜の葉っぱの塩味が混ざり合い、桜の葉っぱの香りとともに絶妙なハーモーニーを生み出します。

 

とはいえ、桜の葉を塩漬けにするとクマリンという物質が生成され、独特の芳香を生み出すのですが、健康を害する恐れがあるとされ、食品添加物として認められていません。

過剰に摂取すると肝毒性や腎毒性が指摘されているので、日常的に大量に摂取しないようにしましょう。

 

まとめ

もとは「槲」の葉っぱですが、今では柏餅として浸透しています。

 

柏餅の葉っぱは食べないのが一般的ですが、食べても食べなくても、葉っぱの持つ抗菌性や香りの効果、「槲」のもつ縁起物の意味などを思い出してみてくださいね。

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