寒い季節になると暖房器具についての心配をしなければならなくなりますね。
そして安価で手軽、しかも持ち運びも簡単という理由でハロゲンヒーターを選ぶ方も多いのではないでしょうか?
しかし待って下さい!!
ハロゲンヒーターは使い方を間違えると非常に危険な器具だとご存じでしょうか。
今回はそんなハロゲンヒーターについて徹底解説します!
ハロゲンヒーターは火事の理由NO1
東京消防庁が発表したデータによると、ストーブ系で火事の出火原因としてもっとも多いのが電気ストーブです。
一昔前まではガスや石油ストーブなどが一番の出火原因だったのですが、現在では電気ストーブの出火原因がストーブ系の7割を超えています。
これはハロゲンヒーターなどの電気ストーブを使う人が増えたということもありますが、注目したいのが出火の時間帯です。
実は朝の3時から6時が多いとのデータも出ています。
つまり、夜の間にハロゲンヒーターなどをずっとつけっぱなしにしてしまい、そこに布団などが接触し火災に至るという訳です。
あなたもこのような使い方をしていませんか?
もししているとしたらスグにやめてくださいね!
石油ストーブよりも電気ストーブは安全!?
こちらも消防庁の調査データなのですが、火災の原因として一番危険なストーブはなにか?というアンケートを取りました。
その結果、8割以上の方が石油ストーブが危ないと答えました。
そして肝心の電気ストーブが危ないと答えた人はわずか4%・・・。
実際は先ほどのように出火原因の7割を超えるほど危険なものなのに・・・。
この意識の低さがハロゲンヒーターなどの電気ストーブの火事を増やす要因とも言えますね!
直接火を使っているわけではないので、火事になりにくいと勘違いする人が多いのですが、実は電気ストーブの前に燃えやすいものを置いておくだけで燃えるケースもあります。
接触せずとも火事を起こすことがあるという事を十分に認識しておいた方がいいですね!
ハロゲンヒーターで火事を起こさないようにするためには以下の事は最低限気を付けるようにしてくださいね!
・長時間使用する際は一カ所に熱源を向けない
・使用中は絶対にそばを離れない
・燃えやすいものをそばに置かない
・洗濯物を乾かそうとしない
ちなみに、ハロゲンヒーターの電気代を気にした事はありますか?
高いのか?安いのか?
是非こちらの記事も参考にしてくださいね!

ハロゲンヒーターのメリット・デメリット
ここで改めてハロゲンヒーターのメリット・デメリットをご紹介します。
今一度、自分に合った暖房器具なのか見直してみてくださいね!
ハロゲンヒーターのメリット
・スイッチを入れると、すぐに暖かくなる
・動力が電気なので部屋の空気を汚さず、換気の必要が無い
・プラグを差し込めるコンセントがあれば、どこでも使用が可能
・軽いので、持ち運びも楽々
ハロゲンヒーターのデメリット
・部屋全体は暖かくならない
・電気消費量が大きいので、電気料が結構かかる
・熱源がハロゲンランプなので、使用中の光が眩しい
・高温で同じ場所を温めるので、火傷の可能性がある
・寿命が近くなったハロゲンランプは爆発の危険もある
・紙や布を近づけると、発火する恐れがある
この中でも、火傷と爆発、それに発火の危険性は見過ごせませんね。
実際にハロゲンヒーターによる火災はストーブ系の火災の中でダントツですからね。
ハロゲンヒーターのタイマーも危険!?
ハロゲンランプは使用時に、大体600度の熱さになります。
ちなみにロウソクの中心が600度くらい、たばこが650度くらいですので、点火中のハロゲンヒーターを放置するのがどれだけ危険かは、だいたい想像できるのではないでしょうか。
最近のハロゲンヒーターは転倒時に自然とスイッチがOFFになったりタイマーで自動的にOFFになるなどの安全対策の機能がついているものが増えました。
ただ、その場合でもそばから離れる際は必ずスイッチを切りましょう。
実はハロゲンヒーターの出火にかかる時間は最短で数秒です。
ハロゲン球に衣服等が触れてしまった場合にわずか数秒で着火に至ります。
つまりあなたがちょっとハロゲンヒーターのそばを離れたときに、万が一洗濯物やクッション、座布団、毛布の一部がハロゲン球に触れてしまったら・・・。
燃え上がるのはあっという間ですから・・・。
ハロゲンヒーターガードの過信も禁物!
通常はハロゲンヒーターにはガードがついていますので、直接ハロゲン球に洗濯物などが接触しにくい構造にはなっています。
ただ、ハロゲン球に接触しなくても燃えるという事は最初の方にご説明しました。
ではどの程度の時間で燃えてしまうのかというところが気になりますよね?
消防防災科学センターの実験結果によると、「たったの7分」でハロゲンヒーターガードを覆った洗濯物が焦げ始めました。
この時点で実験は打ち切られていますが、焦げるという事はそれから数分後には燃えるということです。
直接熱源に接触していなくても燃えて家事を引き起こすという事は覚えておいた方がいいかもしれませんね!
今、話題のハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは危険とは言っても使用方法さえ気を付ければ、冬の心強い味方です。
あの瞬時に暖かくなるハロゲンヒーターを手放せない人も多いですからね!
そこで、今話題のハロゲンヒーターをピックアップしてみました!
インテリア的にオシャレ!
意外と口コミで人気だったのがミニランタン型のハロゲンヒーターです。
小さいので持ち運びが便利という事と、可愛いのでインテリアとしても置いておくことができるという口コミが多かった商品です。
個人的にはもう少し大きいのが好みですが・・・。
超スタンダードなハロゲンヒーター
スリムカーボンヒーター 速暖 遠赤外線 すぐにあったか 瞬間 TEKNOS(テクノス) コンパクトで置き場所を選ばない カーボンヒーター CH-306M |
個人的には一番好みの形です。
広範囲を暖められて、スリムだから置き場所も自由自在で使いやすいですよね!
口コミ評判もかなりいいですね!
欲を言えば、首振りがあった方が便利が・・・。
足元暖めに使えるタイプ
【あす楽 送料無料】ハロゲンヒーター PH-1211-W【 ヒーター ストーブ 】 |
机の下にも入るので、足元暖めにめちゃくちゃ便利なタイプですね!
デスクワークする方にはちょうどいい形ですよね!
首振りがついているので、かなり使い勝手がいいハロゲンヒーターですね!
暖房器具よりも断熱対策を!
エアコン、ストーブ、ハロゲンヒーターなどなど。
いくら暖房器具を使っても暖気の逃げ道があったら超効率が悪いですよね!
でも、ほとんどの家庭で断熱対策なんてしていないのが現状・・・。
実は100均の断熱シートを使うだけで断熱効果が抜群なんですよ!
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね!

まとめ
実は以前、私もハロゲンヒーターで毛布を焦がしたことがあります。
ハロゲンヒーター以外はろくな暖房器具もない中で、毛布を腰下に巻き付けて長時間ハロゲンヒーターで暖を取っていたところ、いつの間にか炎も上げぬままに焦げていました。
ただ、使い方によってはハロゲンヒーターは心強い味方です!
ハロゲンヒーターを使用する時にはちょっとした油断で火事になってしまうという事を改めて意識して使用してくださいね!