小さな頃はママ、ママと慕ってくれた可愛い息子さん。
でもどうして、大きくなったら、ここまで反抗的になったのか。
将来も不安だけど、今現在の対応方法だって分からない。
今回は、そんなお母さんの悩みに関わるお話です。
子供の反抗期っていつ終わるの!?
これに関しては、「そのうち」としか答えようがありませんね。
感情が関わる問題に対して、明確な終了期限は切れません。
残念ながら、そういうものです。
ただ、若さから来るエネルギーも無限ではありません。
いずれは息子さんもエネルギーを使い果たし、反抗も終わります。
大学生くらいになり、親の元を離れていくと親のありがたみが分かるようになります。
それまでは嵐は必ず晴れるものと信じて、戦いを続けるしかありません。
一つだけ、確実に言えることがあります。
現在荒れ狂う息子さんより、お母さんは遥かに強いのです。
今まで息子さんを育ててきた自信とプライドを捨てないでください。
最後に勝利するのは、お母さんです。
それだけは信じて下さい。
そう信じることで、この戦いを何とか乗り切って下さい。
子供の反抗期にはどうやって対応する?
とりあえず、一番はじめに「反抗期は普通の事」と諦めましょう。
諦めて、息子さんの成長を助けるために戦ってください。
はっきり言いますが、それはお母さんにとっては戦いです。
思春期の子供は、肉体的にも精神的にも極めて不安定です。
世界の構造を理解しはじめ、その矛盾に気付きはじめる頃です。
自分を取り巻く世界は理想に程遠く、しかも自分には力が無い。
簡単に言うと、世界が本格的に自分の思い通りにならなくなった。
そんな中で、何とか世界と折り合いを付けなければならない。
自分にどこまで出来るのか、何が出来ないのかも分からない。
そういったことをお母さんも若い頃に考えた経験はありますよね?
でも、反抗期を迎えた息子さんは自分で答えを出したいのです。
横から口出しして邪魔して欲しくないのです。
つまり、お母さんは反抗期の息子を文字通り見守るしかありません。
荒い言葉や乱暴な態度に対しても、そんなものだと構えて下さい。
ただし、反社会的な発言に対しては、きちんと叱ってください。
例えば、犯罪肯定や差別発言を認めてはいけません。
そうは言っても怒鳴ったりせず静かに、目を見て本気で叱って下さい。
ここで間違えたら息子さんが道を踏み外す覚悟で叱って下さい。
さらに一度叱ったら、その件に関しては話題に出さないで下さい。
繰り返すと、かえって叱ったことが逆効果になります。
さらにお母さんに理解しがたいのは、息子さんの「性」でしょう。
これに関しても、なるべく触れない方向が望ましいですね。
気になる場合は、むしろお父さんから接触してもらいましょう。
「経験者」として、お母さんより寄り添えるのではないでしょうか。
ただ、最近はスマホや携帯でのアダルトサイト閲覧に注意して下さい。
課金詐欺などトラブルの危険があります。
相手は社会的な自活もままならない、いわばひな鳥です。
自分の力で飛び立てるようになるまでは、結局は親が拠り所です。
思春期まで息子さんを育て上げたお母さんのほうが強いのです。
どうか自信と余裕をもって、息子さんと接してあげて下さい。
まとめ
反抗期の息子さんに手を焼くお母さんは、とても大変ですね。
でも、実は思春期に正しい反抗期を迎えなかった方が後で厄介です。
大人になってから迎えた反抗期は、大概が徹底的にこじれますよ。
相手が無力な子供でない分、親に対する攻撃が複雑になるのです。
それを考えれば、思春期に反抗する息子さんは可愛いものです。
むしろそれは、今までお母さんがきちんと息子さんを育てた証です。
健闘をお祈りいたします。