毎日忙しいし面倒くさいから何となく寝る前に歯を磨かない。
そんなズボラな方は特に男性には割と
少なくないのではないでしょうか。
でも、実はそれ色々な意味で
非常に危険な行為なのです。
今回の話は寝る前に歯を磨かないでいると
発生するリスクについてご説明します。
歯を磨かないで寝るとどうなる?
実は健康管理に関する常識というのは
時代と共に変わる事が多いのです。
例えば現在は歯磨きに関して、
「食後すぐに磨くと口の中が酸性になっている為に良くない!」
「歯ブラシは力を入れず軽く歯に当てる感じで磨くのが正しいやり方である」
とか、子どもの頃に教わった方法とは違うと
戸惑う人もいるでしょう。
ただ、それでも健康の為、寝る前に歯を磨くという
一点だけは今も昔も変わりません。
何故なら、寝る前に歯を磨かないことで
発生するリスクは一つではありません。
さらに放置しておくと取り返しの
つかない事態が発生するからです。
具体的には寝る前に歯を磨かないことで
口内の細菌活動が活発化します。
そして朝に起きると口の中がベタつく上に匂いまで発生します。
それなら朝に磨けば良いだろうと思われるかもしれませんね。
また、口内の細菌活動が活発になると言うことは、同時にミュータンス菌、いわゆる虫歯菌も増える訳で、一晩磨かずに放置された口内では30倍まで増殖するといいます。
当然ながら虫歯の発生と進行は飛躍的に加速していき、
最終的には自分の歯を失う事になる訳です。
そうなってから後悔しても失った歯が戻る事はなく、
それから死ぬまで不自由な食事や入れ歯の管理が続くことになりかねません。
実に怖い話ですね。
歯を磨く癖をつけるにはどうしたらいい?
それでも、自分の歯が残っているうちに
正しい歯磨きの習慣を身に付ければ、
まだまだ希望はあります。
簡単に言ってしまえば歯磨きが
とても気持ち良いものだと認識するのです。
これは嘘ではありません。
寝る前に正しく丁寧な歯磨きをしておくと、
露骨なまでに朝に目覚めたときの口の中の爽快感が違います。
そこで畳みかけるようにして
「ああ、気持ち良いな」
と口に出して呟きましょう。
すると、頭の中で
「気持ち良い!!」
という情報が歯磨きと結びついて、
寝る前に歯を磨くと気持ち良いという認識が発生します。
そうなったら、あとはもうその気持ち良さを
味わう為に歯磨きを続けるだけです。
歯ブラシだけでは完全に食べカスを落とすことが出来ないので、
フロスや歯間ブラシを併用すると更に効果的です。
ちなみに、練り歯磨き粉の定番であるミント味が
いま一つ好きになれないと思う方は、
最近ではミントを使わない色々なフレーバーがあります。
実はメーカーや商品によって練り歯磨き粉の味はけっこう違います。
さまざまな種類の中から自分の気に入ったものを
探してみるのも面白いのではないでしょうか。
まとめ
面倒くさい事を習慣づける際に有効な方法の一つに、
その面倒くさい行為を快感だと意図的に認識し続ける方法があります。
不思議なもので、単に面倒くさいという理由で避けていた行為を、
毎回「気持ち良い」と口に出して言いながら続けていると、
そのうち本当に気持ち良くなってきます。
ぜひおためしくださいね!
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