冬の暖房器具、みなさんはどのようなものを使っていますか?
私はキッチンでハロゲンヒーターを使っています。
すぐに暖まるし、持ち運びをするのも楽だし、使い勝手のいい暖房器具です。
ただ、ハロゲンヒーターの電気代は高いと聞きます。
そうなってくると、本当のところはどうなの!?と気になるところです。
そこで今回は、その他の暖房器具の特性も合わせながら、ハロゲンヒーターの電気代についてまとめてみましょう。
ハロゲンヒーターとエアコンの電気代の比較
まずはハロゲンヒーターから。
電気料金は「消費電力」で決まるので、消費電力別に見ていきましょう。
ハロゲンヒーターの消費電力はだいたい400W、800W、1000W、1200Wのものが多いです。ワット数を切り替えることができる機能が付いていたりもします。
<1時間あたりのハロゲンヒーターの電気代>
400W……10.8円
800W……21.6円
1000W……27円
1200W……32.4円
となっています。
寒いときにはついつい1200Wにして手っ取り早く暖めたくなりますが、この一覧を見る限り、結構高めの電気代なので躊躇したくなりますね・・・(汗)
他の暖房器具と比較しても、高い部類になってしまいます。
では、次にエアコンの電気代を見ていきましょう。
エアコンの暖房時の消費電力は105W~1980W程度となります。
<1時間あたりのエアコンの電気代>
2.8円〜53.5円
エアコンの場合は、つけてすぐの消費電力が高く、それからしばらくして下がるという特徴があります。
エアコンをつけてすぐは、強い出力で部屋全体を暖めようとするため、消費電力も高くなるのです。
その後に室内の温度が上がったところで、省エネモードに切り替わったりするものが多いので、エアコンは短時間使用よりも長時間使用の方が総合的に電気代が安くなります。
対してハロゲンヒーターの特徴としては、つけてすぐに暖めることができる!ということが挙げられます。
瞬間的に暖まりたい場合は本当に便利です。
つまり、ハロゲンヒーターとエアコンを電気代節約の目線で使い分けるとするならば
・短時間暖めるだけならハロゲンヒーター
・長時間暖めるならエアコン
ということになるでしょう。
ハロゲンヒーターの効果的な使い方
ハロゲンヒーターは使う場所によって強弱を変えられるものがおすすめです。
例えば、朝起きてすぐ、キッチンで炊事をするときには「強」で使い始め、少し暖まってきたら「弱」にできるように切り替え機能があると助かります。
キッチンは火を使う場所なので、料理をしていると案外暖かくなるものです。
切り替え機能があれば、無駄なく暖めることができますね。
我が家はキッチンの流し台の横並びにダイニングテーブルがあります。
なので、首振り機能を有効活用して、キッチンにいる私と、ダイニングに座っている家族のそれぞれが暖まるようにしています。
首振り機能や強弱切り替え機能が必要な場合は、こちらのハロゲンヒーターが使いやすそうですね。
◆直管型ハロゲンヒーター
また、トイレや脱衣所などの狭い場所で使うには、形がスリムなものや小型のものが向いています。
狭い場所なので、首振り機能などにこだわるより、置き場所に合う形のものを選びましょう。
こちらのハロゲンヒーターはコンパクトで持ち運びに便利な構造なので、入浴のときに脱衣所に移動させるなど、必要な場所でささっと使えてうれしいですね。
◆コンパクトで暖かいハロゲンヒーター
リフレクトヒーター プラスマイナスゼロ 首振り 省エネ 暖房 ±0 キューブ型のコンパクトなヒーター 足元あったか 暖房器具 ±0 リフレクトヒーター ライトグレー ピンクベージュ ブラウン |
持ち運びができる小型のハロゲンヒーターは強弱の切り替えはすることが出来ないものもあります。
ですが、400Wだけでも狭い場所では案外暖かく感じますし、消費電力もだいぶ抑えることができるので、狭い場所に移動する使い方であれば、切り替え機能がなくても十分でしょう。
タイプ別に他の暖房器具も見てみる
ハロゲンヒーターは長時間の運転には向いていませんし、あまり広範囲で暖めることはできませんが、瞬間的に暖まりたい場合や、部分的に暖めたいときには大活躍の暖房器具です。
また、簡単に移動させることができるのもうれしいポイントです。
では、その他の暖房器具はどのようなものがあるでしょうか。
タイプによって、どのような暖め方をするのかが異なってきます。
それぞれの特徴と合わせてまとめてみました。
<暖房器具から出る暖かい空気で部屋を暖めるタイプ>
エアコン・石油ファンヒーター・ガスファンヒーター・セラミックファンヒーターなど。
暖房器具から出てきた温風が部屋に広がりそれを循環させることで、お部屋全体が暖まります。
暖まるまでの時間はかかりますが、部屋全体が暖まっているので、どこにいても暖かいというのはうれしいですね。
ただし、空気の乾燥や汚れが顕著に気になることがデメリットでしょうか。
なので、お部屋の加湿対策は十分行うようにしてくださいね!
加湿器が無くても、家にあるもので十分対策はできますから!
<暖房器具自体が発熱することで周りを暖めるタイプ>
石油ストーブや電気ヒーター(カーボンヒーター、ハロゲンヒーター、パネルヒーター)、床暖房など。暖房器具が赤外線・遠赤外線を発することで、その周囲を暖めます。
大きな特徴としては、赤外線が体にあたると体感温度が高くなるということで、部分的に暖めたい場合に大きな効果を発揮します。
逆に、空気のそのものを暖めるわけではないので、器具から離れるとあまり効果を感じることができません。
<暖房器具からの放熱によって起こる空気の自然対流で暖めるタイプ>
オイルヒーターなど。
エアコンやファンヒーターのように暖房器具から温風を吹き出して空気を暖めるわけではなく、本体の放熱でゆっくり空気を暖めます。
そのため、暖まるまでに時間がかかりますが、温風による乾燥が気になりにくいこと、電源を切った後もしばらく暖かいなどのメリットもあります。
<直接「体」を温めるタイプ>
ホットカーペット、電気毛布、こたつなど。
値段もお手頃で気軽に買えて、電気代なども安く済みます。
エアコン、ファンヒーターなどと違って空気が動くものではないので、ほこりが舞う心配はないですが、体に触れることで暖かさを感じるタイプなので、暖房器具からと離れると寒くなってしまいます。
また、体が乾燥しやすく長時間使うと低温やけどの恐れがあるので注意しましょう。
特に体を直接暖めるタイプの暖房器具は使い方を間違えると大変なことに・・・。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね!
ちなみに、我が家の暖房器具は、ベースが床暖房で部分的にハロゲンヒーターを使用しています。
床暖房のおかげで足元が暖かいので、足腰の冷えは防げますが、立っている時の背中の冷えに対応するため、キッチンに立っている時はハロゲンヒーターを使います。
また、ダイニングテーブルに座っているときには、大人は足が床に触れるので暖かいのですが、子どもは足が届かないので、ハロゲンヒーターに頼っています。
ハロゲンヒーターはとにかく即戦力になるので、本当に助かるアイテムです。
ですが、やはり長時間使うと電気代がかかってしまうので、キッチンで作業をしているとき、食事をしているときなど、瞬間的に使うようにしています。
我が家の生活スタイルと家の構造上では、このような暖房器具の使い方で十分に寒さをしのげますが、住まいの地域の特性などもあるので、適性な暖房器具は各家庭で異なってくるでしょう。
上に挙げた暖房器具のそれぞれの特徴を参考に、ベストなアイテムが見つかるといいですね。
まとめ
ハロゲンヒーターは、消費電力の違いで電気代も大きく異なります。
我が家のハロゲンヒーターは400Wと800Wの切り替え機能があるのですが、寒いからといって調子に乗って800Wにしたまま長時間使い続けた結果、電気代の請求金額に驚いたことがありました。
以来、ハロゲンヒーターを効率よく使うよう心がけ、電気代も許容範囲に収めることができています。床暖房と併用しているので、400Wでも十分に暖かいということもわかりました。
瞬間的に暖めたいとき、部分的に暖めたいとき、狭い空間を暖めたいときにはハロゲンヒーターは大活躍です。
反対に、長時間暖めたいとき、部屋全体を暖めたいときには完全に不向きだということが改めてわかりました。
自分の生活に合わせたものを選んで、上手に暖房器具を使っていきましょう!!