「真夏日」「熱帯夜」…
梅雨の頃や、夏になるとよく耳にする言葉です。
ニュースで「明日は真夏日になり…」なんて聞いて、あ~明日は真夏日か~なんて思ったりしていますが…
「真夏日」の定義、ご存知でしょうか?
「真夏日」は「なんかすごく暑い日」、
「熱帯夜」は「暑くて寝苦しい日」、
なんて認識ではありませんか?
今まで私はそうでした!
でも実際、「真夏日」や「熱帯夜」ってどこからどこまでがそう呼ばれるものなの?
気になったので調べて見ました♪
夏日の定義とは?
気温が何度を超えると、夏日と呼ぶのでしょうか?
気象庁によると夏日とは、
“日中最高気温が25℃以上の日”
を「夏日」と呼ぶそうです。
なるほど確かに、夏日ってものすごく暑い!というわけではないけど、汗をかく程度には暑い日だったりますよね。
ニュースで「夏日」と予報がでるのも、だいたい4月や5月、10月など、まだまだ夏が遠かったり、夏がすっかり終わってしまった頃が多いようです。
夏日以外の定義とそれぞれの違いとは!?
最高気温が25℃を超えたら「夏日」と呼ぶのであれば、それ以上の気温であったり、それ以下の気温である場合はなんと呼ぶのでしょうか?
また、熱帯夜や真夏日の定義は?
こちらも調べて見ました!
日中最高気温が30℃を超えた場合…「真夏日」
日中最高気温が35℃を超えた場合…「猛暑日」
日中最高気温25℃を皮切りに、
夏日→真夏日→猛暑日
と進化するわけですね!
ちなみに、35℃を越える日を「酷暑日」と呼ぶことがありますが、正式には「猛暑日」なんだそうです。
なんでも、昔は最高気温が35℃を超えることはそうそうなかったため、35℃以上の日を示す予報用語はありませんでした。
マスコミが35℃以上の日を「酷暑日」と呼び始めたことにより、世間一般にも「酷暑日」と言う言葉が広まりましたが、
2007年4月に気象庁が予報用語改正を行い、それにより35℃以上の日が「猛暑日」と呼ばれることとなったというわけです。
今では、気温にしばりをおかず、激しい暑さのある日を「酷暑」と呼ぶこともあるようです。
では次に、熱帯夜の定義についてご紹介します!
夜間の最低気温が25℃以上の日…「熱帯夜」
夏日や真夏日は最高気温が基準でしたが、熱帯夜の基準は最低気温を基準にして定義づけられているようです。また、「夜間」というのは、夕方から翌朝までの時間のことをさします。
実はこの「熱帯夜」という言葉、気象庁が作ったものではなく、気象エッセイストである倉島厚という方が作った造語なんだそうです。
また、熱帯夜を越える30℃以上の夜のことを、「超熱帯夜」「超絶熱帯夜」「スーパー熱帯夜」「灼熱夜」と呼ぶことがあるそうですが、全て気象予報士さんなどが作った造語であり、気象庁の正式なものではありません。
しかし、超絶熱帯夜に灼熱夜…
文字からのパワーがとてつもないですね…。
同じく、猛暑日を越える40℃以上の日も正式な名称はなく、ニュースでは「記録的な暑さ」などで表現されるとのこと。
でも、先ほど紹介したように、昔はなかった35℃以上の日が今では「猛暑日」と正式に名称がついたように、いずれこの先、40℃以上の日が続くようだと、超絶猛暑日だとか、灼熱日だとか、新たなる予報用語が生まれるかもしれませんね。
まとめ
夏日は日中最高気温が25℃以上、真夏日は日中最高気温が30℃以上…
いままで何気なく聞いていた天気予報の言葉ですが、こうして定義を知れば、「明日は30℃越えるのか、いっぱい水を飲むようにしよう」なんて、熱中症や熱射病の予防が前もってできるようになり、体のためにもなりますね。
なんとなく雰囲気で捉えてたものの、本来の意味を知ると、たくさんのことが同時に知れてとってもお得です!
もしも明日が「猛暑日」なら、外に出るのを避けて家でいろんなことの定義を調べてみるのもいいかも…!?